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見積もり画面で顧客変更時の動作改善について
Suggested by Katsutoshi Sato – New – 0 Comments
本内容はSRチケット「2512150010000489」にてお伝えした内容です。
現象
Project Operations の見積もり画面で「概要」タブの顧客を変更すると、「顧客」タブに新しい顧客レコードが追加され、既存の顧客レコードも残るため、請求分割率の合計が 200% になります。
この状態で見積依頼明細行を追加すると、同様に顧客レコードが複製され、請求分割率が 200% のままになります。
さらに、この状態で「受注としてクローズ」を実行すると、
「見積もり依頼明細行の顧客設定が無効です。このアクションを完了する前に、見積もり依頼明細行の顧客設定のエラーを修正してください。」
というエラーが発生します。
問題点
- ユーザーは分割請求を意図しておらず、単純に顧客を修正したいだけなのに、分割請求前提の動作になってしまう。
- 請求分割率が 200% という不整合な状態が自動で作られ、ユーザーが気づきにくく、後続処理でエラーとなる。
- 単一顧客のシナリオで、分割請求ルールが残る仕様は直感的でなく、使い勝手が悪い。
要望
- 「概要」タブで顧客を変更した場合、既存の顧客レコードを残さず、新しい顧客に置き換える動作にしてほしい。
- 少なくとも、請求分割率が 200% になるような不整合な状態を自動で作らない仕様に改善してほしい。
- 分割請求を行う場合は、ユーザーが「顧客」タブで明示的に追加する操作に限定し、顧客変更=分割請求という解釈をやめてほしい。
背景
この事象はユーザーで頻繁に発生しており、業務に支障をきたしています。現状の仕様は、分割請求を意図しないシナリオで不整合なデータを生み出し、後続処理でエラーを引き起こすため、改善を強く希望します。
